京都民科歴史部会共催シンポ

【日時】11月21日(日) 13時~18時
【会場】京都府立大学 本館・合同講義室棟3F 第4講義室
(地下鉄烏丸線「北山駅」下車 南へ600m)

【報告】
西村成雄氏「20世紀中国の党・国家・政府体制と正統性問題」

コメント1
中川涼司氏「中国経済政策における党・政・民
―経済政策分野において党・国家体制は継続しているか」
コメント2
三品英憲氏「中国社会の構造からみた党・国家体制」

最近の中国の経済発展と国際政治におけるプレゼンスの急激な上昇は目覚ましいものがあります。しかし、それは一体どうして可能なのか、その性格はどう規定できるのか、体制はどのようなものなのか、いろいろな議論が出ていますが、その全体像はつかめていないのではないでしょうか。これまで欧米日などの先進国は中国経済が発展し、中間層が形成されていけば、いずれ専制的な党・国家は維持できなくなり、民主化するか、崩壊せざるを得ないと見ていました。欧米日、あるいは東アジアNIESなどの経験からの類推ですが、今のところ当たっていません。むしろ最近中国の政治指導部は民主化ではなく、党・国家体制を維持しつつ、その主導のもとに経済開発を推進する方向を明確にしているようです。国際的にも 世界的な政治的リーダーシップを強め、先進国、とくにアメリカへの対抗面を強めつつあるように思われます。

こうした世界と中国の現状から、中国の国家体制をどう捉えるのか、歴史的にその性格をどう規定したらいいのか。それはどのような条件のもとで形成されてきたのか、歴史学にとっての基本問題であり、欧米日の既成の理論では解けない問題であると思います。また、現状分析と歴史分析を結びつけることが必要です。もちろんこの大問題はすぐに解けるようなものではありませんが、このシンポジウムで集中して議論したいと思います。会員諸氏の参加を期待します。


お問い合わせは 京都民科歴史部会事務局(京都府立大学文学部小林啓治研究室)
075-703-5254 
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by yukiko_sakaida | 2010-11-07 08:48 | 学術交流
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