司法の役割と市民社会の構築について考えるための日中共同プロジェクト

日時:12月1日(水)13:00-16:00(開場:12:40)
場所:早稲田大学大隈記念講堂 小講堂(最寄駅:東西線早稲田駅 徒歩5分)

言語:日本語・英語・中国語(同時通訳あり)
主催:早稲田大学現代中国研究所、国際学術院

基調講演:
「裁判員制度と日本の民主主義」 四宮啓(国学院大学教授)
「陪審制と中国の司法改革」   王建勛(中国政法大学副教授)
パネリスト:
王雲海(一橋大学教授)、姚中秋(北京天則経済研究所副主席)、劉暁原(弁護士)

尖閣漁船衝突事故やノーベル平和賞に対する中国政府の対応などをみて、中国は理解しにくい国だと感じている方が多いのではないでしょうか。日本と中国の関係は経済面において益々緊密化しているのに対し、社会や政治に関わる認識や価値観においては、依然、共有できるものが少ないのが現実です。
しかし、確かに日本と中国は、現状において社会構造、政治体制、経済活動の内容が大きく異なりますが、通時的には比較研究によって互いの経験や知識を相互に参照し、自己の社会に対する認識を深めるとともに、互いの社会をより深く理解し、協力・互恵関係を築き上げてゆくことが出来るはずです。また、国際的なビジネスが一般的になる中、政治や社会問題も一国の範囲でとらえることはもはや不可能であり、国境を越えた協力が必要不可欠となっています。
私たちは日本と中国がより前向きな協力・互恵関係を構築するためには、民間における知的活動を通じて相互理解を進めるべきであり、特に両国社会の草の根レベルにまで裾野を拡げた社会問題に取り組むさまざまな専門家や実務家同士の間の相互交流が重要であると考えています。そのような認識に基づき、「司法の役割と市民社会の構築について考えるための日中共同プロジェクト」を企画しました。
日本では昨今、裁判員制度や冤罪事件に注目が集まり、より透明性が高く、開かれた制度環境の下で司法が運営される必要性が叫ばれています。司法・行政・立法の分立が実現していない中国の司法制度は日本とはかなり異なりますが、国民の司法改革に対する関心は高まっており、インターネットを中心とするニューメディアが発達したことも影響し、制度面の制約を超えてさまざまな議論が活発に行われています。本シンポジウムでは、こうした情勢を踏まえながら、「国民の司法参加」をテーマに日本・中国の双方から問題を提起し議論を進めていきます。

*公開シンポジウムに参加を申し込まれる方は、本プロジェクト事務局アドレス(chinaforum.10[a]gmail.com)まで、(1)名前、(2)所属、(3)電話番号、(4)シンポジウム終了後の懇親会(18:00-20:00)の参加・不参加をお知らせください。
[PR]
by yukiko_sakaida | 2010-11-26 07:13 | 学術交流
<< 中国現代史研究会例会(12月10日) 早稲田大学孔子学院主催「中国近... >>