ワークショップ「ユーラシア地域帝国としての清朝研究」

期日:2012年12月16日(日)13:30―17:30
場所:東 京大学駒場キャンパス18号館4階・コラボレーションルーム

13:30 趣旨説明(宇山智彦=全体司会)
13:40 第一報告:杉山清彦(東京大学)
   「ユーラシアの中の大清帝国―「帝国」の支配構造―」
14:20 第二報告:小林亮介(日本学術振興会)
   「チベットからみた清朝の変容過程--20世紀初頭のダライラマ政権の動向を中心に--」
15:20 第三報告:阿部由美子(東京大学・院)
   「中華民国北京政府と清室の関係から見る、清朝-中華民国の連続性と正統性観」
16:00 コメント岡洋樹(東北大学)、川島 真(東京大学)
17:30 終了

北海道大学スラブ研究センターでは、2008年度以来、「ユーラシア地域大国の比較研究」と題した大型共同研究をおこなっております。その主な目的は、現在および今後の世界秩序を見据える上で、現状分析的な分析や思考だけでなく、現在では新興国などと看做されるユーラシア諸大国の文化的、歴史的背景を17世紀あたりまで遡り認識することにあります。無論、現状分析や将来を見据えるということのために、過去を投射するということではなく、過去を歴史的なコンテキストを重視して把握することで、現在や将来への新たな知見を得るということでもあります。

 この共同研究の比較帝国論(代表:宇山智彦)では、地域帝国の歴史を主に検討してきました。今回は、地域大国の中でも特に重要な考察対象となる中国に注目し、「清」の原点まで立ち返って考察を深めたいと思います。「中国」と「清」を同一のものとして扱うことの是非は別として、清が現在の中国のひとつの基礎、とりわけ帝国性の基礎として位置づけられる面があることも指摘されるところです。そうした点で清の成り立ち、構造、変容をユーラシアにおける帝国のひとつとして多角的な観点から見据えたいと思っております。
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by yukiko_sakaida | 2012-11-26 10:57 | 学術交流
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