6月特別例会のご案内

中国現代史研究会では、6月特別例会としまして、呉燕和先生の講演会を下記の要領で開催いたします。みなさまのご参加をお待ちしております。


【日時】:6月1日(土) 15時~17時
【会場】:豊中市千里文化センター(コラボ) 3F美術室
     
【アクセス】:地下鉄御堂筋線千里中央駅(北改札)から徒歩1分
      
      
【報告者】:呉燕和氏(イースト・ウエスト・センター研究員、中央研究院民族学研究所研究員)
【コメンテイター】:黄英哲(愛知大学)
【報告タイトル】:「『ふるさと・フィールド・列車』:個人の記憶と中国現代史」
【報告言語】:中国語(日本語通訳:日野みどり(同志社大学))

【報告要旨:趣旨】:
 報告者が2006年に台湾で刊行した自伝《故郷・田野・火車》(時報出版公司)の日本語版『ふるさと・フィールド・列車――台湾人類学者の半生記』(2012年、東京・風響社)をもとに、本書の持つ学術的意義を概括するとともに、日本の研究者との対話を試みる。

 本書の内容は以下の三つの特徴を持つ。
  1)個人的記憶(personal memory)が人類学のライフヒストリー(life history)ないし歴史学のオーラルヒストリー(oral history)へと発展する可能性。
  2)個人の出自や家庭環境が清末から国共内戦期に至る中国現代史と深く連関していること。
  3)国民党統治以降の「台湾の経験」を一台湾人の視点で振り返る事例であること。

報告ではこの三点を簡単に論じ、コメンテイター並びに聴衆との議論に供したい。

【報告者について】:
呉燕和(David Y. H. Wu)
1940年、中国・北平(北京)生まれ。台湾人9世。1958年より中央研究院民族学研究所設立準備室(台北)に勤め、台湾の少数民族のフィールドワークに従事。翌年、台湾大学考古・人類学部に入学し、民族学研究所勤務の傍ら学ぶ。
1966年に渡米、ハワイ大学大学院で学ぶ。1975年、オーストラリア国立大学で人類学の博士号を取得。南太平洋地域・東南アジア・アメリカの華僑・華人、中国の少数民族、東アジアにおける食文化とアイデンティティに関するフィールドワークを行う。イースト・ウエスト・センター(ホノルル)教授・ハワイ大学教授(1974~1993年)、香港中文大学人類学部教授・学部長(1993~2000年)を経て、現在はイースト・ウエスト・センター研究員、中央研究院民族学研究所研究員。

主著:
単著:The Chinese in Papua New Guinea (1982, Chinese University Press); 《台東太麻里渓流域的東排湾人》(1993年、中央研究院民族学研究所);Where is Home? (2011, Academia Sinica).
共著:Preschool in Three Cultures: Japan, China, and the U.S. (1989, Yale University Press).
編著・共編著:Ethnicity and Interpersonal Interaction (1985, Maruzen Asia); Chinese Culture and Mental Health (1985, Academic); From Beijing to Port Moresby (1998, Taylor & Francis); Changing
Chinese Foodways in Asia (2001 Chinese University Press); The Globalization of Chinese Food (2002 Taylor & Francis); Overseas March: How the Chinese Cuisine Spread? (2011, Chinese Dietary Foundation).
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by yukiko_sakaida | 2013-05-21 15:08 | 月例会・総会案内
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