7月例会のお知らせ

日時:7月12日(土)14:00~17:00
会場:神戸学院大学ポートアイランドキャンパス
   A号館第一中会議室

報告1:
 村田 省一会員(神戸大学大学院文化学研究科博士課程)
  「1930年代における上海越界築路地域の画定と徴税問題について」
 
  コメンテータ 金丸裕一会員(立命館大学)

本報告は1930年代に上海共同租界側と中国側の間で行われた、「租界外の租界」と言うべき越界築路地域をめぐる交渉の中で、この地域の主権問題の解決がいかに図られようとしたのかを、越界築路地域の画定とそれに付随する当該地域の徴税問題を軸に考察するものである。交渉の中で中国側は当時の国際関係、特に日本の動向も踏まえた上で、越界築路地域を削減するかわりにこの地域における租界側の利権を一種追認するという妥協策を取っていたと見られる。これは30年代初めに出た越界築路地域共同管理の発想にも沿うものであったと思われる。

報告2:
   王萌氏(華東師範大学大学院歴史系博士課程・京都大学人文科学研究所研修員)
 「大連における在華紡に関する考察(1924-1945年)――満州福紡株式会社とその経営史について」

 本報告では本社を大阪においた元福島紡績株式会社が所蔵する当時満州福紡に関する経営文書を活用し、1924-1945年の経営状況が推察する。当該時期に、上海では在華紡と民族紡が激しく対抗していた。この時期に、日本国内ではカルテル綿業資本が大連(関東州における商港)及び満州(後に「満州国」)奥地へ進出する実態を究明し、ひいては戦前日、中、満三者の経済関係からみた満州在華紡の特別な経営上の性格及びその歴史的意義を把握したい。
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by yukiko_sakaida | 2008-06-25 14:03 | 月例会・総会案内
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