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【国際シンポジウム】満洲における日本人移民、朝鮮人移民

1. 日時  1月31日(土)午後1時~5時
2. 会場  「京大会館」102号室
3.プログラム
 第1報告:偽満洲国期における日本「満洲移民」の分析               
  高楽才(東北師範大学教授)
 第2報告:朝鮮人の満洲移住と歴史認識               
  田中隆一(学習院大学研究員)
 コメンテータ:松野周治(立命館大学)・花井みわ(明治大学非常勤)
 総括コメント:西村成雄(放送大学)

進行:上田貴子(近畿大学)蘭信三(上智大学)
通訳:小都晶子(大阪大学非常勤)・青柳伸子(慶應義塾大学大学院)

4.報告要旨
①第1報告要旨偽満洲国期,日本は中国東北に対して「国策」の「満洲移民」計画を推進し,1945年の日本投降までにその数は約30万人に達した。目的は,「国防追求と治安の確立」,日本統治秩序の樹立,日本の「人口過剰」の解決,国内矛盾の緩和,さらに「満洲」における「大和民族」の「発展的基礎」を確立し,「新国家の真の核心にさせる」ことにあった。日本は移民を関東軍の治安維持に利用して,抗日武装勢力を鎮圧し,資源を略奪した。これは中国人にとって重い災難となったが,同時に日本人にも大きな苦痛をもたらした。

②第2報告要旨19世紀半ば以降本格化した朝鮮人の満洲(中国東北)移住は、日本植民地時期には急増し、1945年以後、朝鮮半島への帰還と現地定着を経て現在にいたっている。本報告ではこうした朝鮮人の満洲移住とそれをめぐる歴史認識について検討する。

5.主催・共催蘭科研「帝国崩壊と人口移動」班+「中国現代史研究会」
【連絡先】上智大学外国語学部国際関係副専攻 蘭研究室
〒102-8554東京都千代田区紀尾井町7-1
Fax: 03-3238-3592 E-mail: araragi[at]sophia.ac.jp
by yukiko_sakaida | 2008-12-28 13:36 | 学術交流
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