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第十回両岸三地歴史学研究生論文発表会への報告者募集のお知らせ

両岸三地歴史学研究生論文発表会は、香港珠海書院亜洲研究中心と台湾の国立政治大学歴史学系、そして中国の主要大学を中心として2000年来毎年開催されている、中国近現代史研究(19世紀後半から1950年代を想定)をめぐる大学院生研究フォーラムです。
これまで、中山大学(第一回)、政治大学(第二回)、復旦大学(第三回)、華中師範大学(第四回)、南京大学(第五回)、北京大学(第六回)、厦門大学(第七回)、浙江大学(第八回)、四川大学(第九回)などで開催され、毎回70-80名の大学院生が両岸三地(マカオを含めれば四地)から集まり、最先端の報告をおこなっています。
 三年前の第七回から、日本の大学院生三名、韓国の大学院生一名も参加が認められるようになっており、第七回、第八回の様子は、それぞれ下記の『UP』誌、『近きに在りて』誌等に示されている通りです。
 2009年の第十回は、例年同様の9月初旬に上海大学での開催が予定されておりますが、昨年同様に日本からの大学院生の参加が認められました。本会は国際会議ではなく、あくまでも国内会議ですので、「両岸三地」というスタイルには変更が加えられません。日本はオブザーバー参加するということになります。いずれにいたしましても、将来の東アジア各地の中国近現代史研究を担う、第一線にいる大学院生たちの研究に触れ、また一生の糧となるネットワークを得ることは実に有益なものと思います。また、提出された論文は審査を経て論文集として刊行されます。
 本年の派遣者は3名を目安とし、準備を進めて参りたいと存じます。候補者につき、自薦・他薦などございましたら、下記までご連絡いただきますようお願い申し上げます。提出された報告要旨を参考に、その内容と報告者全体のバランスを考慮し、世話人が話し合って選定いたします。また、当方よりお問い合わせなどさせていたくこともあるかと存じますので、ご協力のほど、お願い申し上げます。また、派遣経費につきましては、各種奨学金、派遣基金への申請を推薦しますが、これに関しては日本側世話人が可能な範囲でサポートすることを考えております。
 
連絡先 :飯島渉 wiijima[a]jm.aoyama.ac.jp
提出書類:氏名・所属・学年、報告題名、報告要旨1200字以内(日本語)
     (選考をおこない、派遣が決定した場合、中国語の要旨[300-500字]の提出を求めますので、こちらもあわせて準備しておいてください)
期限  :3月6日

第十回両岸三地歴史学研究生論文発表会・日本側世話人  
飯島渉・石川禎浩・川島真・久保亨・田中仁

【付】会議の概要
会議期間 2009年9月初旬(実質的な会議は二日間)
開催地点 上海大学(上海特別市)
論文内容 中国近現代史に関わるもの。中国語で8000字前後の論文を提出すること。
参加資格 大学院生
(博士課程を優先する。学術振興会特別研究員PD、博士学位取得者は含まない)
参加人員 3名
経  費 現地での宿泊費、食費は上海大学負担。往復旅費は、原則自費負担。
人員決定 2009年3月初旬
論文締切 2009年7月初旬(中国語原稿)

【日本側からの派遣者】
第七回派遣者:加島潤(東京大学大学院、現・東京大学社会科学研究所助教)
柳亮輔(北海道大学大学院)
吉見崇(東京大学大学院)
第八回派遣者:家永真幸(東京大学大学院)
松村史穂(東京大学大学院)
鷲尾浩幸(北海道大学大学院)
第九回派遣者:阿部由美子(東京大学大学院)
       衛藤安奈(慶應義塾大学大学院)
三橋陽介(筑波大学大学院)
      
【参考】
第二回会議の状況 
第五回会議の状況

第七回会議の状況
 久保亨・川島真「中国近代史研究をめぐる大学院生ネットワーク-両岸三地歴史学研究生論文発表会」(『UP』410号、2006年12月、18-22頁)
加島潤、柳亮輔、吉見崇「第7回両岸三地歴史学研究生論文発表会」
(『近きに在りて』50号、2006年12月、132-138頁)
吉見崇「近代から現代へ-第七回両岸三地歴史学大学院生論文発表会」参加記(国際シンポジウム報告)(『北東アジア研究』12号、91-92頁、2007年2月)
第八回会議の状況
 家永真幸、松村史穂、鷲尾浩幸「第8回両岸三地歴史学研究生論文発表会」
(『近きに在りて』52号、2007年11月、134-138頁)
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by yukiko_sakaida | 2009-02-18 20:24 | 学術交流

中国現代史研究会2009年総会・研究集会

2009年総会・研究集会について

中国現代史研究会の2009年総会・研究集会の日程・会場、ならびにシンポジウ
ムの概要につき、下記の通りお知らせいたします。



中国現代史研究会2009年総会・研究集会

日程  2009年3月20日(金)・21日(土)
会場 関西セミナーハウス(京都市左京区一乗寺)

20日(土)14:00~

シンポジウム「中国社会主義を問い直す:<労働>からの視点」

報告:
岩間一弘会員「俸給生活者からみる1920~50年代上海の大衆動員」
小嶋華津子氏「中国工会の課題―人民団体から市民社会組織への模索(仮)」
山本恒人会員「中国の労働者階級の位置―毛沢東体制から現代へ―(仮)」
コメンテーター: 金野純氏・澤田ゆかり会員
司会: 加藤弘之会員

シンポジウム趣旨:
第16回中国共産党大会における「三つの代表論」の党綱領としての採択により、中国共産党は「階級政党」からの脱却を決定的なものにしたといわれている。そして現在、「民工」などの労働者がさらされる劣悪な環境への欧米からの批判に対し、中国政府は、最低賃金制度や労働契約法といった「ブルジョワ的」な諸制度を積極的に整備することによって対応しようとしている。

しかし、ここで次のように問うことが可能であろう。それより以前の中国共産党は、果たして「労働者の党」であったのだろうか?

例えば計画経済期において、都市労働者に対する低賃金政策は、農業部門からの「不等価交換」を通じた資源移転と並んで、重化学工業部門の蓄積に大きな役割を果たしてきたと考えられる。また、文革期においては、調整政策によって急速に増加した「契約工」「臨時工」などの非正規労働者が、やがてその経済的不満ゆえに、政治的「造反派」として動員されていったことが指摘されている。

そもそも、近代中国における社会主義・マルクス主義の中心的な担い手は、それらを「外来思想」として学んだ知識人たちであった。そこに、「労働者」の内在的・主体的な視点はどの程度反映されていたのだろうか。

グローバリゼーションの進展とともに、労働者を取り巻く環境の不安定化が喧伝されるいま、「中国的社会主義」を、労働者の立場から問い直す視点が求められている。


21日 

9:00~11:50 自由論題1

第一報告: 広中一成(愛知大学・院)
  「戦時期ペキンにおける金属献納運動 -故宮博物院を例に-」

第二報告:李正煕会員(京都創世大学)
  「朝鮮華僑織物商の衰退 -万宝山事件を中心に-」

13:00~15:50 自由論題2

第三報告:滝田豪氏(大阪国際大学)
  「中国における民主主義観の対立:「自由主義・新左派」論争を手がかりに」

第四報告:王雪萍会員(関西学院大学)
  「1950年代の帰国留日学生・華僑と中国の対日外交」
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by yukiko_sakaida | 2009-02-17 22:52 | 月例会・総会案内

東海地区例会のお知らせ

日時:2月28日(土)13:00~16:00
会場:愛知学院大学サテライトセンター(中日ビル)  

報告者および報告テーマ:

①王閏梅氏(名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士課程後期) 

「小説と詩における梁啓超の近代意識の働き方」


②武井義和氏(愛知大学東亜同文書院大学記念センター) 

「東亜同文書院に設置された農工科をめぐって」
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by yukiko_sakaida | 2009-02-17 22:42 | 東海地区例会案内

中国現代史研究会例会

書名:齋藤一晴『中国歴史教科書と東アジア歴史対話―日中韓3国共通教材づくりの現場から』 花伝社、2008年

書評者:江里晃氏

日時:2月27日(金)18:00~21:00 

場所:明治大学駿河台キャンパス研究棟4階第2会議室
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by yukiko_sakaida | 2009-02-08 10:26 | 学術交流