1. 1.中国現代史研究会2011年総会・シンポジウムのご案内2. *先日お知らせしました、2011年総会・シンポジウムについて、再度ご案内いたします。出席をお考えの方でまだご連絡をいただいていない場合は、2月15日(火)までに k.modernchina[a]gmail.com 宛にご送付くださいますよう、お願いいたします。
会員の皆様におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 今年も中国現代史研究会では、下記の要領にて総会・シンポジウムを開催いたしますので奮ってご参加ください。 〈1〉プログラム 日時:2011年3月19日(土)~20日(日) 場所:ホテルクライトン新大阪(〒532-0011 大阪市淀川区西中島2-13-32) 3月19日〈土〉13:40~ 受付開始14:15 - 14:45 総会15:00 - 19:00 シンポジウム19:15 ‐21:00 懇親会 【シンポジウム テーマ】中国における「議会」の可能性 【趣旨】 「人民の前衛党」を標榜し、「人民の意志」を正当性の根拠として 人民共和国を成立させた共産党は、建国後、各級の人民代表大会を組 織して形式的な正当性を調達しつつ、実際には、各級人民代表大会と そのもとで組織される政府を内側からコントロールする形で独裁を維 持してきた。毛沢東期には、社会の公民権をもつ構成員が「人民」と して均質であることを建前としたこともあって、このような政治体制 が問題とされることは少なかった。 しかし改革開放以来、社会が多様性を増し利害関係が複雑化してい る中で、この政治体制のもつ構造的な問題は次第に表面化してきてい る。党・国家は、すでに「人民の意志」を独占的に解釈・決定しうる 状況にはなく、国民に強制する能力も急速に失っているように見える。 だとすれば、論理的に言えば、社会内の複雑な利害関係を調整し、か つその調整を当事者に強制するためには、議会での議論と議決が欠か せないであろう。長らく「ゴム・スタンプ」と揶揄されてきた人民代 表大会に改めて注目が集まっていることには、おそらくこうした状況 が背景としてある。 しかし一方で、清末以来およそ100年の歴史を顧みれば、この社会 には安定して議会が機能した時期がないことも事実である。これはな ぜなのだろうか。中国がおかれてきた国際環境に原因があるのだろう か。政治文化、あるいは社会の性格の問題として考えるべきなのだろ うか。こうした視点から中国における議会の可能性を考えることは、 現在とこれからの中国を捉える上で必要であろう。以上から、今回の シンポジウムでは、人民代表大会の今日における変化を視野に収めつ つ、中国における「議会」の歴史的な在り方について考えてみたい。 【シンポジウム】15:00- シンポジウム趣旨説明 第1報告:加茂具樹 氏(慶應義塾大学) 「現代中国政治のなかの人民代表大会―党の領導と民意の集約―」 第2報告:深町英夫 氏(中央大学) 「民国政治体制の歴史的意義」 コメンテータ 滝田 豪 会員(京都産業大学)渡辺直土 会員(近畿大学) 質疑応答・討論司会 西村成雄 会員(放送大学) 3月20日〈日〉 9:00~ 自由論題〈Ⅰ〉 第1報告:楊 韜 会員(名古屋大学博士課程) 「近代湖南における雅礼協会の活動について」 第2報告:福士由紀 氏(総合地球環境学研究所・研究員) 「農村社会と風土病―1950~60年代雲南省における日本住血吸虫症対策―」 13:00~15:50 自由論題〈Ⅱ〉 第3報告:松村史穂 氏(東京大学・院) 「1960年代半ば中国における食糧買い付け価格の引き上げをめぐって」 第4報告:辻 美代 会員(流通科学大学) 「中ロ経済関係の深化-木材貿易を中心に(仮題)」
by yukiko_sakaida
| 2011-02-27 16:33
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