中国現代史研究会ワークショップのお知らせ
「中国研究の方法論を問い直す-『制度』をどう捉えるか-」 今年邦訳が出版され、話題となったダロン・アセモグル、ジェイムズ・A・ロビンソンの著作『国家はなぜ衰退するのか』の中で、王朝時代から毛沢東時代にかけての中国は、絶対主義的な権力の下で、「包括的な制度」の形成が阻害され、うまく近代化=経済発展できなかった典型例として、一貫して否定的に描かれている。 また、現在の急速な経済成長についても、収奪的な政治制度の下で、部分的に包括的な経済制度が導入されたために生じている一時的な現象でしかない、とされる。 このように長期的な経済発展における「制度」の役割に光が当てられる中で、近現代における中国経済と「制度」との関わりををどう考えればよいのか、改めて注目が集まっているといってよいだろう。今回の中国現代史研究会ワークショップでは、現代中国経済研究と近現代中国経済史の二つの視点から、中国研究にお ける「制度」の位置づけについて考える。 日時: 2014年1月25日(土)13:30~17:30 場所: 神戸大学大学院経済学研究科会議室(本館二階) 交通: 阪急電車「六甲」駅、JR「六甲道」駅、阪神電車「御影」駅から、 神戸市バス36系統「鶴甲団地」行き乗車、「神大正門前」下車 第一部 13:30~15:00 「書評報告:加藤弘之著『曖昧な制度としての中国型資本主義』について」 報告: 木越 義則会員(大阪産業大学) リプライコメント: 加藤 弘之会員(神戸大学) 休憩 15:00~15:20 第二部 15:20~16:50 「中国近代史研究と「制度」」 報告: 村上 衛 氏(京都大学) コメント: 岡崎清宜会員(愛知県立大学非常勤講師) 第三部 16:50~17:30 全体討論 備考:六甲フォーラム共催
by yukiko_sakaida
| 2013-12-28 23:04
| ワークショップ案内
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