『台湾海峡一九四九』は、原著が2009年に発売されるや否や、まさに洛陽の紙価を高らしめました。それは、外省人の悲哀をひとまとまりの物語とし
て描いたからにほかなりません。台湾には四大族群と呼ばれる四つのエスニック・グループ(原住民、閩南人、客家人、外省人)が存在し、そのうちの外省人は いわば特権階級なのだから、悲哀の歴史とは無縁の人々である、と考えてきた現代台湾社会の常識を同書は覆したわけです。 このたびは台湾 への理解をさらに深めるため、同書を読んでその感想を語り合うという機会を作ってみました。参加者は予め同書を読んで簡単な感想文を 作っておき、当日は参加者同士で感想を共有し、関連するテーマについて議論することになります。ご関心ある方はふるってご参加ください。所属や身分は問い ません。ただし、会場の座席数に限りがありますので、参加者は必ずメールでご連絡ください。 【日時】 2014年11月14日(金)17時00分-19時00分 【場所】 京都大学文学部東館2階、KUASU多目的室(257室) http://www.kuasu.cpier.kyoto-u.ac.jp/access/ キャンパスマップの61番の建物が、文学部東館になります。 【題目】 龍應台『台湾海峡一九四九』(原題:大江大海)を読み、そして語る 【プログラム】 17:00-17:05 主旨説明(若松大祐) 17:05-17:15 参加者の自己紹介 17:15-17:20『台湾海峡一九四九』の概要(岡崎滋樹・立命館大学大学院博士課程) 17:20-17:30 導入(田中耕司・京都大学特任教授) 17:30-18:00 参加者による感想の発表(3分/人) 18:00-18:10 休み 18:10-18:55 総合討論 【テキスト】 龍應台『大江大海一九四九』台北:天下雑誌、2009年。 龍應台(著)、天野健太郎(訳)『台湾海峡一九四九』東京:白水社、2012年。 【言語】 日本語で議論する。 【予備作業】 各自が500字程度の読後感を予め作成して、紙面で持参する。 【連絡先】 若松大祐、京都大学アジア研究教育ユニット(KUASU)・研究員 E-mail: dwakamatsu [at] yahoo.co.jp ([at]を半角@マークに変更してください) 【関連サイト】 http://www.kuasu.cpier.kyoto-u.ac.jp/2014/10/31/kuasu-dokushokai2/ 京都大学アジア研究教育ユニットでの広告(万一、変更事項があれば、こちらでお知らせいたします。) http://www.asnet.dir.u-tokyo.ac.jp/node/7745 東京大学の日本・アジアに関する教育研究ネットワーク(ASNET機構)での広告 皆さんのご参加をお待ち申し上げます。
by yukiko_sakaida
| 2014-11-04 22:46
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