このたび、歴史教育やメディアによって形成される「集合的アイデンティティ」の観点から問題を精緻に考察した『中国の歴史認識はどう作られたのか』の著者、ワン・ジョン(汪錚)氏を大阪にお迎えし、講演会を開催する運びとなりました。日中関係を考える上で避けて通れない歴史認識について理解を深め、冷静な議論を行うための一助として頂ければ幸いです。
日時:1月9日(土) 14時40分~17時 会場:大阪市生涯学習センター第1研修室(大阪駅前第2ビル5F) 参加費: 無料 講演タイトル:「中国の歴史認識と日中関係」(講演は中国語、日本語通訳つき) なぜ日本人はかくも憎まれるのか? なぜ中国の若者にこれほどまで愛国主義が根付いているのか? なぜ天安門事件以降、中国共産党政権は国民の支持を回復したのか? なぜ中国はアメリカと日本に対して、これまでより強気の主張をするようになったのか? (中略)天安門事件と冷戦終結を経た今日の中国の政治的変遷、大衆心理、外交政策を説明する上で、「歴史的記憶」が現代中国の国民的なアイデンティティの形成にどのような役割を果たしているか、また政治的にどのように利用されてきたのかを、中国育ちの在米国際政治学者が、膨大な資料から解き明かす。 ワン・ジョン(汪錚)氏プロフィール: シートンホール大学ジョン・C・ホワイトヘッド外交国際関係大学院准教授 中国雲南省昆明出身。アメリカのシートンホール大学ジョン・C・ホワイトヘッド外交国際関係大学院准教授。北京大学大学院修了後、アメリカのジョージ・メイソン大学にて博士号を取得。大学で教鞭をとると同時に、全米米中関係委員会委員などとして米中関係、東アジアの国際関係などを幅広く研究し、論じている。1990年代には中国の政府系シンクタンクで国際関係論、平和論、安全保障問題などを研究したこともある。 共催: 市民社会フォーラム 連絡先: 梶谷懐(神戸大学経済学部、kajitani[a]econ.kobe-u.ac.jp)
by yukiko_sakaida
| 2015-12-15 17:15
| 学術交流
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