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秋季研究集会・合同書評会について

11月10日に対面とZOOMのハイブリッド形式で開催される秋季研究集会(午前:自由論題報告、午後:合同書評会)の詳細を以下にご案内いたします。合同書評会の趣旨説明については以下の通りです。

合同書評会開催の趣旨:
このたび、台湾の研究者呉介民氏(中央研究院社会学研究所研究員、国立清華大学社会学研究所併任教授)による『尋租中國』の日本語版『同盟から決別へ――グローバル資本主義下の台湾企業と中国』(日野みどり訳、2024、三元社)が刊行されました。同書は、改革開放期中国に展開した台商(台湾の企業・企業人)が広東ひいては中国の経済成長に果たした役割を射程に、現地調査で得た実証的データをグローバル価値連鎖理論に依拠して解読したものです。台商と在地体制・官僚の同盟関係とその終焉、資本家と国家による農民工への二重搾取、自前の価値連鎖の構築を図る中国の目論見とその制約要因などを論じたうえで、「レントシーキング開発国家中国」という重要な概念を提示しています。
中国現代史研究会では、呉介民氏が日本を訪問する機会に同氏をお招きし、日本華南学会および三元社との共催で、同書の書評会を実施するはこびとなりました。書評会では、書評報告・コメントに続き、呉介民氏にも直接議論にご参加いただく予定です。どうぞふるってご参加ください。

・開催日時:11月10日(日)
・開催場所:谷岡学園梅田サテライトオフィス(〒530-0001 大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪タワーA 南館 16階)

 ・午後:『同盟から決別へ――グローバル資本主義下の台湾企業と中国』(呉介民著、日野みどり訳、三元社、2024年)合同書評会(13:30〜17:00)
※日本華南学会、三元社との共催
※使用言語 日本語、一部中国語(通訳あり)
   司会: 黄英哲会員
   趣旨説明: 日野みどり会員
   報告: 北波道子会員
       金湛氏(愛知大学)
   コメント: 梶谷懐会員
   リプライ: 呉介民氏(著者、中央研究院社会学研究所研究員)
 
午後の合同書評会については非会員の参加も対面形式のみ可能となっております。非会員の先生方におかれましては、下記のGoogleフォームから参加申請を行っていただきますよう、お願いいたします(フォームにご記入いただくのは非会員の方のみです)。申し込み締め切りは11月3日(日)です。
https://forms.gle/jbDaswncVB2yJnon6

by yukiko_sakaida | 2024-10-20 13:00 | 月例会・総会案内
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