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■11月例会

日時:11月19日(土)13時~17時

会場:京都大学経済研究所

報告:
書評会(執筆者をお迎えしての書評交流)
    『重慶国民政府史の研究』(東京大学出版会、2004年)
    『民国後期中国国民党政権の研究』(中央大学会)出版部、2005年)

司会: 西村成雄(大阪外国語大学)

報告者:①田中 剛 (神戸大学大学院)
     ②島田美和(大阪大学大学院)
     ③石黒亜維(大阪商業大学非常勤講師)

書評交流会趣旨:
 中華民国史研究という歴史アプローチが定着して、すでに20年が経った。そして昨年末から今年にかけて、『重慶国民政府史の研究』(2004年12月)と『民国後期中国国民党政権の研究』(2005年5月)が相次いで出版された。この2冊の論文集は、現代日本の中華民国国民政府史研究を代表する実証的かつ総合的な成果として、すでに国内外で大きな反響を呼んでいる。
 11月例会では、前者の編者である石島紀之氏(フェリス女学院大学)、久保亨氏(信州大学)、後者の編者である斎藤道彦氏(中央大学)、土田哲夫氏(中央大学)をはじめ、塩出浩和氏(城西国際大学)、中村元哉氏(日本学術振興会)、吉田豊子氏(中央大学兼任講師)ら7名の執筆者をお迎えして、中華民国国民政府史研究の現況および今後の課題について活発な討論を行いたい。また、国民政府史のみならず、中国の近現代史研究全般にかかわる問題についても、この機会にさまざまな角度から意見交換し、関東・関西の交流を深められることが期待される。
 なお今回は、2冊の取り上げる問題が多岐に及ぶため、まず報告者が全論文30篇を3つのテーマ(①「蒋介石」、②「統合と自立」、③「国際的地位」を予定)に類型化することで論点を整理する。これを軸に、2冊それぞれの内容的特徴と成果について検討しつつ、中華民国国民政府像について議論したい。

日本の中華民国史研究についての理解を深め、同時にまた、第一線でご活躍中の研究者と交流できる貴重な機会です。専門の如何を問わず、会員各位の積極的なご参加を期待します。
by yukiko_sakaida | 2005-11-17 16:35 | 月例会・総会案内
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