日時:5月27日(土)14:00~17:00
会場:京都大学経済研究所1F会議室 http://www.kyoto-u.ac.jp/access/kmap/map6r_y.htm 報告者1:河端正規(立命館大学・院) 『青島守備軍による山東牛輸出体制の再編と対日輸出 1914-1922』 (要旨) 日本は、1914年日独戦争によりドイツ租借地膠州湾を占領、1922年山東省還付まで青島守備軍(陸軍)主導により畜牛資源(活牛・牛肉)の対日輸出が行われた。輸出には日本側の獣疫浸入防遏上の障壁はあったが、第一次世界大戦により創出された有効需要により輸出が拡大、輸出事業は守備軍の膠州湾経営に組み込まれた小商人により行われ、山東牛は日本の輸入牛肉の太宗となった。 コメンテータ:小瀬一先生(龍谷大) 報告者2:上田貴子(近畿大学) 東北アジアにおける中国人移民の変遷1860-1945 <要旨> 中国東北地域への移民、朝鮮華僑など、近年、東北アジアにおける中国人移民についての研究成果が発表されている。また、戦時下における華北から日本および「満洲国」への中国人労働者の強制連行など、戦前東北アジアにおける中国人の人口移動にはさまざまな局面があるが、これらは個別にとりあげられてきた。本報告では、これら中国人をめぐる人口移動の連関を考察する。数、送出地、仲介者、生業に注目し、華北および東北地域へのロシア・日本の関与から第二次大戦終戦にいたる国際情勢下での変遷とその要因を分析する。
by yukiko_sakaida
| 2006-05-08 23:43
| 月例会・総会案内
|
カテゴリ
フォロー中のブログ
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||