中国現代史研究会ワークショップ2006
「世界政治の中の中国」 近年来の日中関係は経済面で緊密化しながらも、靖国問題を含む歴史認識問題や「反日デモ」、資源開発問題など多くの緊張要因を孕み、双方の国民感情に齟齬を生じている。同時に、日本国内においても「中国とは何か」「中国をどう見るか」という現代中国認識論に対する関心も高まってきている。本研究会ではこのような時代の要請に応えるべく、「世界政治の中の中国」をテーマにワークショップを開催し、より広い歴史的視野から活発な議論を展開し、中国認識の形成に貢献したいと考えている。 本ワークショップではパネラーとして清末期から現代にいたるまでの第一線の研究者をお招きし、19世紀の帝国主義列強の東アジア進出から20世紀の両大戦期を経て、急速な市場経済化と情報化によるグローバル化の進展という21世紀の世界的潮流の中で中国政治をとらえ、その変容と不変の部分を抽出したい。世界史的な構造変動の中で各時代の政府はどのように対応したのか、歴史研究と現状分析の双方の研究者が一堂に会する本研究会の特徴を活かして、中国政治の「質」をめぐる議論を深化させ、中国再認識の契機にできればと考えている。 ■ パネラー 岡本隆司(京都府立大学) 「「洋務」、外交、李鴻章」 土田哲夫(中央大学) 「国際世論と日中戦争」 佐々木智弘(アジア経済研究所) 「中国共産党の一党支配の変容--市場経済、グローバル化、冷戦崩壊」 ■ ディスカッサント 谷渕茂樹 (広島大学大学院) 石黒亜維 (大阪商業大学) 渡辺直土 (近畿大学中央図書館) ■ 司会:安井三吉 ■ 日時:2006年12月2日(土)14時~18時 ■ 場所:大阪経済大学B32教室 ■ 資料代:300円
by yukiko_sakaida
| 2006-10-10 14:21
| ワークショップ案内
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