カテゴリ:月例会・総会案内( 85 )

7月例会のお知らせ



日時:7月18日(土)14:00~17:00
会場:神戸学院大学ポートアイランドキャンパス
A号館第一中会議室

第一報告: 島田美和会員(日本学術振興会特別研究員)
「戦後中国知識人の内モンゴル自治論ー省内蒙旗自治論争を中心にー」

戦後、国民党政権下において新しい国家構想が議論され、そこでは内モンゴルにおける行政機構の再編が戦後自治構想の一環として取り上げられた。その際、民国内におけるモンゴル族の自治形態をめぐり二つの自治案が提出された。一つは、省の単位を超えたモンゴル族による「統一蒙政会」の樹立であり、もう一つは省単位でモンゴル族の自治を行う「省内自治」制の実施、である。本報告では、この「省内自治」制に着目し、これを支持する戦前・戦中から辺疆研究に従事してきた漢族知識人や、モンゴル族を統治する省政府の内モンゴル自治論について検討する。加えて、彼らの民族観と「省内自治」制の論理との関係性をみいだすことにより、1930,40年代の国民党政権による少数民族地域への省制実施の意味とその限界を問いたい。


第二報告: 焦従勉氏(神戸学院大学)「日中通商交渉の現状と課題」

本報告は近年活発になっている日中貿易摩擦について、その政治的・経済的・制度的要因及び貿易交渉の促進要素と阻害要素を明らかにした上で、両国間の貿易拡大を可能にする政策と貿易摩擦を最小限に留める政策のありようを考察するものである。2000年以降通商交渉上の争点として両国の間で厳しい非難の応酬が見られた四つの事例研究を通して、日中通商交渉の現状と課題を明らかにすることを目的とする。
ミクロ・レベルの貿易摩擦においては両国政府がお互いに譲らず、平行線になっていた貿易交渉を合意に導いたのは民間団体主導の官民協議(官民対話)だった。貿易摩擦問題の発生防止及び発生後の早期解決交渉過程において、民間セクターは大きな役割を果した。対照的に、マクロ・レベルの経済交渉過程に関して、民間団体は主要なアクターとして現れず、政治的に対立している日中両国の交渉は難航化しやすいという特徴が見られる。人民元切り上げ問題に関しては、中国が日米欧など先進国と激しく対立した原因は国際圧力と中国国内政治・制度の相互作用の結果であった。一方、FTA戦略の比較研究では、東アジア地域における日本と中国のライバル関係を見て取ることも可能である。最後に、両国間の安定的な貿易成長を促進するための政策について考察する。
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by yukiko_sakaida | 2009-06-22 10:14 | 月例会・総会案内

5月例会のご案内

日時:2009年5月30日 14:00~18:00 (18時半~懇親会)

会場:大阪商業大学 4号館 442

報告者:田中仁「日中戦争前期における華北農村と中国共産党:河北省■源県の800日」

汪朝光「向左或向右―抗戦勝利後中国中間党派的政治結抉」

趙全勝「Japanese foreign policy and China-Japan relations」 
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by yukiko_sakaida | 2009-05-02 10:56 | 月例会・総会案内

4月例会のご案内

日時 4月25日土曜日 午後2時から午後5時
場所 大阪商業大学 4号館4F 4410教室
交通・アクセス  キャンパスマップ

報告

菊地俊介会員 (立命館大学大学院後期博士課程)
タイトル 「日本占領下華北の青年政策――新民会の青年訓練所と青年団――」
要旨

日中戦争期の日本の対華北占領統治では、現地傀儡政権と「表裏一体」の関係を標榜する中華民国新民会が、現地民衆に対する教化動員政策において、重要な役割を果たした。中でも新民会が重視したのは、青年訓練所や青年団を通じた現地青年層の組織化である。本報告では、新民会の青年訓練所と青年団の成立過程と変容に加え、その運営の実態や現地青年層の反応を含む華北青年政策の全体像を復元する。また、満洲国の青年政策との比較も行い、日本の対中国占領政策の限界にも論及する。



三品英憲会員(和歌山大学)  

タイトル 「中国共産党・人民共和国政府の支配の正当性と毛沢東」

要旨
現在、中華人民共和国における国家(共産党)と社会との関係は、大きな転換期にある。国家が、社会内のあらゆる資源を「集団」や「単位」を通して調達しえた体制(社会主義体制と呼んでおく)は、70年代を最後として解体した。また、こうした物質的な支配と表裏一体であった、価値基準などソフトな面に対する支配も同様に解体しつつある。事実上の一党独裁という外観こそ変わらないものの、より深い部分で、中国における国家と社会の関係は大きな変化を生じている。
では、人民共和国はどこへ向かおうとしている(あるいは、向かわざるを得ない)のだろうか。この問題を考えるためには、中華人民共和国がどのような支配の構造を持つ国家として成立したのか、そしてその何が解体しつつあり、現在をどのように規定しているのかを明らかにする必要がある。本報告では、特に共産党・人民共和国の支配の正当性のあり方を手がかりとして、歴史的視点から上述の問題に接近したい。
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by yukiko_sakaida | 2009-04-10 16:19 | 月例会・総会案内

中国現代史研究会2009年総会・研究集会

2009年総会・研究集会について

中国現代史研究会の2009年総会・研究集会の日程・会場、ならびにシンポジウ
ムの概要につき、下記の通りお知らせいたします。



中国現代史研究会2009年総会・研究集会

日程  2009年3月20日(金)・21日(土)
会場 関西セミナーハウス(京都市左京区一乗寺)

20日(土)14:00~

シンポジウム「中国社会主義を問い直す:<労働>からの視点」

報告:
岩間一弘会員「俸給生活者からみる1920~50年代上海の大衆動員」
小嶋華津子氏「中国工会の課題―人民団体から市民社会組織への模索(仮)」
山本恒人会員「中国の労働者階級の位置―毛沢東体制から現代へ―(仮)」
コメンテーター: 金野純氏・澤田ゆかり会員
司会: 加藤弘之会員

シンポジウム趣旨:
第16回中国共産党大会における「三つの代表論」の党綱領としての採択により、中国共産党は「階級政党」からの脱却を決定的なものにしたといわれている。そして現在、「民工」などの労働者がさらされる劣悪な環境への欧米からの批判に対し、中国政府は、最低賃金制度や労働契約法といった「ブルジョワ的」な諸制度を積極的に整備することによって対応しようとしている。

しかし、ここで次のように問うことが可能であろう。それより以前の中国共産党は、果たして「労働者の党」であったのだろうか?

例えば計画経済期において、都市労働者に対する低賃金政策は、農業部門からの「不等価交換」を通じた資源移転と並んで、重化学工業部門の蓄積に大きな役割を果たしてきたと考えられる。また、文革期においては、調整政策によって急速に増加した「契約工」「臨時工」などの非正規労働者が、やがてその経済的不満ゆえに、政治的「造反派」として動員されていったことが指摘されている。

そもそも、近代中国における社会主義・マルクス主義の中心的な担い手は、それらを「外来思想」として学んだ知識人たちであった。そこに、「労働者」の内在的・主体的な視点はどの程度反映されていたのだろうか。

グローバリゼーションの進展とともに、労働者を取り巻く環境の不安定化が喧伝されるいま、「中国的社会主義」を、労働者の立場から問い直す視点が求められている。


21日 

9:00~11:50 自由論題1

第一報告: 広中一成(愛知大学・院)
  「戦時期ペキンにおける金属献納運動 -故宮博物院を例に-」

第二報告:李正煕会員(京都創世大学)
  「朝鮮華僑織物商の衰退 -万宝山事件を中心に-」

13:00~15:50 自由論題2

第三報告:滝田豪氏(大阪国際大学)
  「中国における民主主義観の対立:「自由主義・新左派」論争を手がかりに」

第四報告:王雪萍会員(関西学院大学)
  「1950年代の帰国留日学生・華僑と中国の対日外交」
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by yukiko_sakaida | 2009-02-17 22:52 | 月例会・総会案内

11月例会のご案内

日時:11月15日(土)14:00~17:00

会場:大阪大学豊中キャンパス,文系総合研究棟 5階 セミナー室1
(8)と(38)DonDon(レストラン)の間のピンクの建物
(文型総合研究棟は新しい建物で地図にはのっていません)

報告1:
三品英憲会員(和歌山大学)
  「近代華北農村における社会関係と村落」

【要旨】
1940年代に行われた華北農村に対する満鉄調査部の調査結果から、どのような村落社会像を描き出すかということについては、村落共同体的性格を否定した戒能通孝の主張を旗田巍が批判して以来、「ではいかなる共同体だったのか」という形で問題が立てられ考察されてきた。しかしそれゆえに、これらの研究では「共同体」と呼びうるような結合を探し出すことに重点が置かれ、資料(農民の応答)を解釈する際にしばしば論理の飛躍を生じている。本報告では、改めて『中国農村慣行調査』の農民の応答から当該社会の人間関係のあり方を再構成し、そうした結合が村落という枠組みとどのような関係にあったのか考察する。

報告2:張兵会員(立命館大学)
   中国における「総合改革試験区」設立の動きと意義

【要旨】
中国においては,2005年上海浦東新区,2006年天津濱海新区,2007年6月成都・重慶,2007年12月武漢都市圏,長(沙)株(洲)(湘)潭都市群という具合で最近,「総合改革試験区」の設立が相次いで許可され,大いに注目されています。この報告では,その歩みと現状を紹介する上で,地域経済と地域政策の視点から「総合改革試験区」設立の意義を見てみたいと思います。
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by yukiko_sakaida | 2008-10-31 18:04 | 月例会・総会案内

10月例会のご案内

日時:10月4日(土)14:00~17:00

会場:大阪商業大学 4号館 4F 4410

報告:
前田輝人会員(大阪大学DC)
 「1936年~1943年,上海日本人社会の「牽引車」たち」

(要旨)
 1936年,39年,そして太平洋戦争2年目の1943年に,それぞれ出版された3冊の『上海在留邦人人名録』掲載データをパソコンに取り入れた結果,8年間における上海日本人社会のさまざまな変貌を,数字で読みとる作業が可能になった。この報告では,『人名録』3冊中の何れか2冊に「データ数5件」以上が掲載されている33名を3版通期の上海地域社会の「牽引車」として,彼らの果たした役割を分析してみたい。

 コメンテータ:西村成雄会員


 渡辺直土会員(大阪外大DC修了) 「胡錦濤政権の政治思想」

(要旨)
本報告は現代中国政治を思想的課題としてとらえなおすことで、現代中国研究あるいは政治学研究に新たな知見を加えることをねらいとしている。ここでの考察対象は現代中国政治における「正統性」あるいは「正当性」概念にある。第一に現代中国政治に関する先行研究における「正統性」「正当性」概念の相違について分析し、第二に政治学において構築されてきた「正統性」「正当性」概念について、紹介したい。第三に、これと関連して中国における「正統性」をめぐる論説について、内容を考察したい。第四に、胡錦濤政権が提起した「科学発展観」および「和諧社会」論について、とりあげて分析したい。最後に、現代中国政治における支配の「正統性」は何かについて、さらに中国における「正統性」に関する議論を考察し、今後を展望したい。
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by yukiko_sakaida | 2008-09-24 14:28 | 月例会・総会案内

7月例会のお知らせ

日時:7月12日(土)14:00~17:00
会場:神戸学院大学ポートアイランドキャンパス
   A号館第一中会議室

報告1:
 村田 省一会員(神戸大学大学院文化学研究科博士課程)
  「1930年代における上海越界築路地域の画定と徴税問題について」
 
  コメンテータ 金丸裕一会員(立命館大学)

本報告は1930年代に上海共同租界側と中国側の間で行われた、「租界外の租界」と言うべき越界築路地域をめぐる交渉の中で、この地域の主権問題の解決がいかに図られようとしたのかを、越界築路地域の画定とそれに付随する当該地域の徴税問題を軸に考察するものである。交渉の中で中国側は当時の国際関係、特に日本の動向も踏まえた上で、越界築路地域を削減するかわりにこの地域における租界側の利権を一種追認するという妥協策を取っていたと見られる。これは30年代初めに出た越界築路地域共同管理の発想にも沿うものであったと思われる。

報告2:
   王萌氏(華東師範大学大学院歴史系博士課程・京都大学人文科学研究所研修員)
 「大連における在華紡に関する考察(1924-1945年)――満州福紡株式会社とその経営史について」

 本報告では本社を大阪においた元福島紡績株式会社が所蔵する当時満州福紡に関する経営文書を活用し、1924-1945年の経営状況が推察する。当該時期に、上海では在華紡と民族紡が激しく対抗していた。この時期に、日本国内ではカルテル綿業資本が大連(関東州における商港)及び満州(後に「満州国」)奥地へ進出する実態を究明し、ひいては戦前日、中、満三者の経済関係からみた満州在華紡の特別な経営上の性格及びその歴史的意義を把握したい。
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by yukiko_sakaida | 2008-06-25 14:03 | 月例会・総会案内

特別例会「近代中国における都市と商会」

「近代中国における都市と商会」

期日:6月7日 午後2時より5時まで

会場:神戸華僑歴史博物館会議室

報告者:

 宋美雲(天津社会科学院)「中国における商会研究」

 大野太幹(愛知大学国際中国学研究センターICCS研究員)
   「満鉄付属地における商会」(仮)

 上田貴子(近畿大学)「東北における商会-奉天総商会を中心に」

宋美雲氏の略歴:『天津紹介档案』編纂。主要著書『近代天津商会』(天津社会科学出版社)など
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by yukiko_sakaida | 2008-05-12 13:03 | 月例会・総会案内

5月例会のお知らせ

5月例会を以下の要領で開催します。奮ってご参加下さい。

日時:5月10日(土)14:00~17:00
会場:大阪商業大学 4号館 4F 4410

報告:

劉暉氏(南開大学歴史学院・愛知大学大学院中国研究科 博士後期課程)
   「鉄路与近代鄭州城市化進程:1905-1937」
20世纪初,平汉、陇海铁路干线相继筑成并交汇于郑州,交通区位优势为其城市化的推进带来了机遇。铁路作为郑州与外部世界进行物质、信息交流的媒介,其与商品经济等因子的复合作用,使得郑州逐渐摆脱中国社会传统机制的制约,从而推动了郑州城市工商业的发展、商品转运和金融等服务业的繁荣、城市人口的增长以及城市空间的扩容等,城市结构和功能亦随之发生改变。铁路交通网络的构建,扩大了郑州在中国中部地区的辐射能力,使其在市场贸易网络中日益扩张并成长为地区中心城市。近代郑州城市化的演进,体现了交通功能型城市发展的历史特点,也从一个侧面反映了近代中国城市发展和区域社会变迁的基本特征。


閻和平会員(大阪商業大学)
   「近年の住宅問題と住宅政策の動向」
経済発展・成長の中で住宅価格が急上昇している。それが富裕層の資産増に寄与している反面、中間層の持ち家取得を困難にし、さらに、低所得層の生活を困窮させている。
本報告は政府の住宅政策が今般の住宅価格急騰の一因となったこと、いま実施されている低所得層の住宅難を解消するための諸政策には問題がなお多いことなどを実証研究するものである。
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by yukiko_sakaida | 2008-04-23 21:48 | 月例会・総会案内

総会シンポジウム・事前勉強会のお知らせ

 来る3月21日に開催いたします、総会シンポジウム「現代中国農村を問い直す:革命・戦争・近代化」の事前勉強会を下記の要領で開催いたします。参加は自由ですので、ご関心がおありの方はふるってご参加下さい。

               記

シンポジウム「現代中国農村を問い直す:革命・戦争・近代化」事前勉強会

日時: 2月23日(土) 14:00-17:00

会場:とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ」会議室2

交通: 阪急宝塚線豊中駅出てすぐ

報告: 1.青柳伸子会員「高橋伸夫著『党と農民』をめぐって」
    2.三品英憲会員「笹川裕史・奥村哲著『銃後の中国社会』をめぐって」
    3.梶谷懐会員「厳善平氏の農村研究」
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by yukiko_sakaida | 2008-02-12 15:17 | 月例会・総会案内