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趣旨
グローバル金融・経済危機は、世界経済における東アジア、とりわけ日本、中国の役割を一段と重くし、両国の連携・協力関係の強化を求めている。人民共和国建国60周年、鳩山政権成立などを経た新たな政治・社会状況も踏まえ、従来の経緯・発想にとらわれない歴史と現状認識に基づく課題の明確化、それに答える新たな日中関係構築について検討する。 日程:2010年1月29日(金)~30日(土) 場所:立命館大学衣笠キャンパス(京都市北区) 主催:立命館大学国際地域研究所・立命館大学人文科学研究所・立命館大学東北アジア地域研究センター プログラム 第1日目:1月29日(金)創思館カンファレンスルーム 開会・特別講演 10:00-12:00 司会:松野周治(立命館大学国際地域研究所所長) 挨拶 上田寛(学校法人立命館副総長) 李薇 (中国社会科学院日本研究所所長) 特別講演・発言 張蘊嶺 (中国社会科学院国際学部主任) 「アジア協力体制の推進」 外務省関係者「鳩山新政権の日中関係と東アジア地域協力」(仮) ※依頼中 第1部「東アジア新時代と日中関係」13:00-15:00 司会:李薇(中国社会科学院日本研究所所長) 報告: 王暁峰(中国社会科学院日本研究所副所長)「東アジア共同体と日中関係」 天児慧(早稲田大学国際学術院教授)「東アジア共同体の新アプローチと日中関係」 王海峰(国家発展改革委員会対外経済研究所国際経済総合研究室主任) 「東アジア統合における中日関係強化の意義:経済面から」 コメント: 朝海和夫(立命館大学国際地域研究所顧問) 李玉潭 (吉林大学東北アジア研究院教授) 中戸祐夫(立命館大学国際関係学部教授) 第2部「中国グローバル化の歴史的位置と課題」15:30-17:30 司会:篠田武司(立命館大学人文科学研究所所長) 報告: 孫歌 (中国社会科学院文学研究所教授) 「冷戦イデオロギーと日中関係」 加藤弘之 (神戸大学大学院経済学研究科教授) 「歴史的視点から見た改革開放の30年」 山下範久 (立命館大学国際関係学部准教授) 「近代化、グローバル化、中国化:超長期的観点からみた世界のなかの日中関係」 コメント: 林来梵 (清華大学法学院教授) 宇野木洋 (立命館大学法学部教授) 李文 (中国社会科学院アジア太平洋研究所政治研究室主任) レセプション 18:30-20:00 立命館朱雀キャンパス「TAWAWA」 第2日目:1月30日(土)10:00-16:30 西園寺記念館カンファレンスルーム 第3部「グローバル経済危機下の東アジアと日中協力」10:00-12:30 司会:松下冽(立命館大学国際関係学部教授) 報告: 李向陽(中国社会科学院アジア太平洋研究所所長) 「グローバル・リバランスと東アジア経済統合:中国の視点」 丸屋豊二郎(ジェトロ・アジア経済研究所理事)「東アジア経済統合とERIAの役割」 張季風(中国社会科学院日本研究所経済研究室主任) 「ポスト金融危機の日本対中直接投資の課題と展望」 コメント: 張建平(中国国家発展改革委員会対外経済研究所国際合作研究室主任) 田中宏(立命館大学経済学部教授) 高屋和子(立命館大学経済学部准教授) 第4部「東アジア共同体構想と日中協力の意義」13:30-16:30 司会:西口清勝(立命館大学経済学部教授) 報告: 庄国土(厦門大学南洋研究院院長)「東アジア経済共同体形成の必然性について」 外務省中国・モンゴル課「日中戦略的互恵関係と東アジア共同体構想」(仮)※依頼中 西澤信善(近畿大学経済学部教授) 「メコン地域開発と日本の国際協力―強まる日中の競合―」 コメント 劉暁民 (厦門大学南洋研究院教授) 高嶋正晴(立命館大学産業社会学部教授) 白如純(中国社会科学院日本研究所助理研究員) 討論、シンポジウムおよび専門家会議のまとめ 入場無料、通訳あり(日本語、中国語) 参加申込み・問合せ 立命館大学国際地域研究所事務局(担当:上田) Tel. 075-465-8244 Fax. 075-465-8245 E-mail: kokuchi[a]st.ritsumei.ac.jp http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/ras/ras_index.htm ▲
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| 2009-12-30 17:27
| 学術交流
中国現代史研究会の2010年総会・研究集会の日程・会場、ならびにシンポジウムの概要について、下記の通りお知らせいたします。なお、自由論題報告を含めた各報告論題などのより詳しい情報はまた改めてご案内する予定です。
記 中国現代史研究会2010年総会・研究集会 日程 2010年3月27日(土)・28日(日) 場所 ホテルクライトン新大阪 1日目 3月27日 14:00~18:00 シンポジウム「1950年代の東アジアと中華人民共和国」 シンポジウム趣旨: 1950年代は、世界的に見れば米ソの対立が緊張・衝突と共存への模索を繰り返しつつ、 北半球における冷戦構造を確立させていった時期である。この過程においては、中華人民共和国の承認問題・朝鮮戦争・日本の再軍備など、東アジアの国際政治の展開が世界全体の枠組みに大きな影響を与えた。また90年代に冷戦構造が基本的に解体したヨーロッパとは異なって、いまなお台湾海峡と北緯38度線での分断が存在していることを考えれば、東アジアにおける「1950年代」は、この地域の 歴史過程において固有の重要性を持っていると言えるだろう。 こうした重要性のゆえに、1950年代東アジアの具体的な諸相については、近年、ホットな研究対象となり、大きく研究が進展している。そこでは、この時期の東アジア地域にかかわった諸国家がどのように現状を認識し、どのような構想を持ち、どのように行動したのか、またそうした政府レベルの動きを補完し、また時に政府の外交をリードした「民間」の動きが国家間の関係にどのような影響を与えたのか、さらにはそうした様々なアクターの動きが相互に作用しあった結果として、どのような国際関係が形成され、以後の世界をどのように規定していったのかといった諸問題について、新たにアクセスが可能となった資料を用いて新たな知見が日々蓄積されている。 そこで本シンポジウムでは、このように多角的な観点から進められている研究が、いまどのような1950年代東アジア像を描きつつあるのか考えてみたい。このように「原点」を考察することは、東アジアの「いま」と「これから」を考える上でも重要な視座を提供してくれるであろう。 第1報告:大澤武司会員(熊本学園大学) 「「人民外交」と「外交経験」――建国初期中国の対日外交を中心に(仮)」 第2報告:服部隆行会員(愛知学院大学・非常勤) 「『兄弟党』と建国初期中国の外交―インドシナ戦争におけるベトナム支援の諸相(仮)」 第3報告:石井 明氏 (東京大学名誉教授) 「1950年代中国外交再考-革命支援・平和共存・ハンガリー事件」 コメント 王雪萍会員(関西学院大学) 山田康博氏(大阪大学) 坂井田夕起子会員(大阪教育大学・非常勤) 司会 田中仁会員(大阪大学) 2日目 自由論題 3月28日〈日〉 9:00~11:50 自由論題〈Ⅰ〉 第1報告:関智英氏(東京大学・院) 「対日協力と建国:伍澄宇を例に」 第2報告:山腰敏寛会員(徳島県立城北高等学校) 「原敬の山東半島還付構想を踏まえて」 13:00~15:50 自由論題〈Ⅱ〉 第3報告:閻和平会員(大阪商業大学) 「建物区分所有と地域共同体(社区)の再編ーーー業主・物業公司・居委会の関係を中心に」 ▲
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| 2009-12-25 19:54
| 月例会・総会案内
日本現代中国学会関東部会各位
皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。 日本現代中国学会関東部会では、 本学会編『新中国の60年:毛沢東から胡錦濤までの連続と不連続』(創土社、2009年9月)の刊行を踏まえまして、下記の要領で研究会を開催いたしたく存じます。新年早々でご多忙のことと存じますが振るってご参加いただきますようお願い申し上げます。 ―日本現代中国学会関東部会研究会― 『新中国の60年:毛沢東から胡錦濤までの連続と不連続』合評会 評者:政治:阿南友亮(成徳大学) 文化:アンニ (晏妮、一橋大学) 経済:加島 潤(東京大学) 法律:梁 雯 (東京大学大学院博士課程) 司会:川島真(東京大学) 日時:2010年1月9日(土)14:00-17:00 会場:東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1 ★当日、終了後、関東部会理事会を開催する予定でございます。 理事の皆様にはご臨席いただきますようお願い申し上げます。 ▲
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| 2009-12-10 20:31
| 学術交流
東洋文庫現代中国研究資料室、科学研究費補助金基盤研究B「近現代中国江南の総合的研究」共催
国際シンポジウム「江南地域史研究と新史料」 日時:12月19日(土) 9:30~17:45 会場:明治大学駿河台キャンパス リバティータワー1093教室 9:30-9:40 挨拶・趣旨説明(高田幸男・明治大学) Ⅰ オーラルヒストリーと歴史研究(司会:戸部健・静岡大学) 9:40-10:10 「江南科研の概略・成果・課題(仮)」(高田幸男) 10:10-10:30 高田報告に対するコメント(陳謙平・南京大学) 10:30-10:45 質疑応答 10:45-11:00 コーヒーブレイク Ⅱ 地域史研究と新史料(司会:戸部健) 11:00-11:20 「新資料的発掘与浙江区域史研究」(梁敬明・浙江大学) 11:20-11:40 「蘇州市民公社研究中的幾個問題」(夏冰・蘇州市政治協商会議) 11:40-12:00 「王清穆『農隠廬日記』の紹介」(小野寺史郎・京都大学、小浜正子・日本大学) 12:00-12:20 質疑応答 12:20-13:30 昼食 Ⅲ 地域史研究の新地平(司会:中村元哉・南山大学) 13:30-14:00 「民初地方教育行政再編と教育独立論(仮)」(小川唯・明海大学) 14:00-14:30 「評国民政府的“官辦”県政様板:“蘭渓実験県”」(方新徳・浙江大学) 14:30-15:00 コメント(金子肇・下関市立大学、夏冰) 15:00-15:20 質疑応答 15:20-15:35 コーヒーブレイク 15:35-16:05 「時空互動-江南与蘇北的労働力循環(1800-1950)」(馬俊亜・南京大学) 16:05-16:35 「江南農村社会と末端行政機構の編成(仮)」(飯塚靖・下関市立大学) 16:35-17:05 コメント(久保亨・信州大学、梁敬明) 17:05-17:25 質疑応答 17:25-17:45 閉幕の挨拶(陳謙平、高田幸男) 18:00-20:00 懇親会 ※日本側発表者は日本語で、中国側発表者(招聘)は中国語で発表を行います。質疑応答等には通訳がつく予定です。 ※参加登録は不要です。ご自由にご来場ください。 ▲
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| 2009-12-01 01:48
| 学術交流
日時 2009年12月5日(土) 10:00~18:00 (受付開始 9:30~)
場所 成城大学3号館1階311教室 *会員以外も参加自由ですが、資料代として1000円頂いております。 プログラム 【午前の部】 1. 開会の辞 2.個別報告(10:00~11:50) (1)エルドンバヤル氏:(神戸大学大学院国際文化学研究科博士後期課程) 「蒙古青年革命党による独立宣言と憲法草案の由来」 (2)高本康子氏(群馬大学工学部国際教育・研究センター講師) 「阿嘉呼図克図来日報道に見る明治日本のチベット像」 昼食 【午後の部】(13:00~18:00) 1.総会(事務局「会務報告」)(13:00~13:20) 2.個別報告 (3)森田光博氏:(東京都世田谷区立富士中学校教諭) 「『満洲国』の対ヨーロッパ外交」 (4)白井順氏:(関西大学CSAC非常勤研究員) 「三木栄と前間恭作―京城書物同好会の人々―」 (5)塩崎弘明氏:(長崎純心大学教授) 「両大戦間における教皇庁の対日・中外交政策-中国側の反応を中心に―」 (6)西村成雄:(放送大学教授) 「20世紀中国東北地域史研究の射程距離:1969年から2009年への40年」 3.「閉会の辞」 4.懇親会 [時間]18:30~20:30(大会終了後) [会場]成城大学7号館地下学生ラウンジ [会費]一般;5,000円、院生・学生;3,000円(予定) 【会場交通アクセス】 小田急線成城学園前駅より徒歩3分 【問い合わせ先】 広川佐保(新潟大) hiros★human.niigata-u.ac.jp (★を@に置き換えてください) ▲
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| 2009-12-01 01:44
| 学術交流
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